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それでも行きたい「ナムチェバザール」とは?着くまで数日、高山病との闘い、そして絶景

ナムチェバザール

ネパールの「ナムチェバザール」は、エベレスト登山の拠点となるベースキャンプまで続く「エベレスト街道」の途中にある村。村の家や畑は、平らな場所がほとんどないすり鉢状の斜面にへばりつくように並んでいて、谷の周りは「世界の屋根」ヒマラヤの山々に囲まれています。眺めも良く設備も整っているので、エベレスト街道の中で滞在するにはおすすめの場所です。

高度順応しながら村の観光

「ナムチェバザール」へは、ネパールの首都カトマンズから小型飛行機でルクラまで飛び、そこからエベレスト街道沿いの山小屋に泊まりながら数日かけてたどり着きます。標高が富士山の頂上よりちょっと低いくらいなのですが、高度順応するために到着したその日は村に滞在。
宿泊する宿に荷物を預け、さっそく村の中の散策に出かけます。水平移動以外は、どこへいくにも坂を上ったり下りたりしなければならないので、ただの散歩のつもりでもけっこう息が切れる。ここで無理をしすぎると元も子もないので、体調をみながら「ゆっくり」を心がけて歩いていきました。
ナムチェバザール

メインストリート

世界中から訪れた登山客で賑わうメインストリート周辺には、山関係の商品を扱ったお店が多く連なっていて、何か忘れ物をしてもここでひと通り揃う感じ。荷物が増えるので買い物をするつもりはありませんでしたが、乾燥してほこりがすごいので、喉を守るために筒型のマスクを購入。これがなかなか便利で、この先も活躍してくれました。

ナムチェバザール

さらに通りを歩いていると、ピザやケーキを出すカフェを発見したので入店。調理器具も材料も限られた山奥で、こんなおしゃれ(?)なものが食べられるなんて、ある意味、高級レストランのものより美味しく感じる。

ナムチェバザール
カトマンズなどの都会にくらべて、客引きのパワーが控えめなのもポイント高いです。

ゴンパで参拝

村の上のほうには、チベット仏教のゴンパ(お寺)があり、観光客でも参拝することができます。お寺の正面からは、谷の向こう側に連なるタムセルクなどの白い峰々が見え迫力の光景。お参りをして神聖な気持ちになったところで、この景色が飛び込んでくると、もう日ごろのなんだかんだがどうでもよくなってしまいます。

ナムチェバザール
ナムチェバザール

エベレストが見えるポイント

下の方に行くと、ビジターセンターと博物館があり、ビジターセンターの庭からは世界最高峰のエベレストが遠くに見えました。ルクラからナムチェバザールまでの間でエベレストが見られるのは、村の手前の急坂の途中とここくらいなので、もし高山病などで先へ行くのが難しくなった場合は、この場所からのエベレストを堪能してください。
ナムチェバザール

ティハール祭

私が訪れた日はちょうど「ティハール祭(収穫祭)」が開催され、夜ロッジにいると村の子供たちがグループでやってきました。ティハール祭では、子供たちが各家をまわってお菓子やお小遣いをもらい、そのお礼に踊りを披露してくれます。

そのお祭りのことも今日来ることも知らなかった私たち宿泊客は、期待した目を向ける子供たちが見守る中、慌てて自分の荷物をガサゴソしお菓子を提供。普段村では見慣れない日本のお菓子をたくさんもらった彼らは、音楽に合わせて精一杯踊りを踊ってくれました。本当は一緒に踊りたいくらいでしたが、なんせ空気が薄くすぐに息が上がってしまうので断念。思わぬかわいいサプライズを体験できた夜でした。
ナムチェバザール

ナムチェバザール

ほどよい秘境感がいい

車も通れないヒマラヤの奥地にありながら、エベレスト街道の中では宿もお店も充実していて快適な滞在ができる村です。カフェや博物館など、見所や時間を潰せる場所も適度にあるので、長期滞在の場所としてもおすすめ。日本の日常とはだいぶ違う世界を味わえるけど、文明の利器の便利さにもあやかれるという、ほどよい秘境感がたまらず好きでした。
ここから坂を上ったところにある「シャンボチェの丘」はヒマラヤのビューポイントで、素晴らしい山々がより間近に見られます。ナムチェからは日帰りでも行けるのでぜひ足を伸ばしてみてください。

この記事を書いた人

Kaycom

Kaycomトラベルライター

旅行記サイト「異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGN」の管理者。今まで、ヒマラヤ周辺の南アジア、シルクロードで栄えた中央アジア他、中東、南米、北アフリカなど訪問。カナダとニュージーランドのワーホリも経験し、養蜂やフルーツピッキングなどで旅行代を捻出。日本の温泉も大好き。