ポストカードのアートトリップーアートとわたし、ふたり旅。
日本

ポストカードたち

maria

先日、金沢21世紀美術館に行ったという友人からポストカードが届きました。
美術館土産のポストカードが届く、これ、素敵なことだと思います。

金沢ポストカード




美術館における楽しみはもちろん作品を見ること。…に加えて、ポストカード。
旅行に行ったらほとんどの場合お土産を買うのと同じで、美術館に行ったら、ポストカードを買うのです。基本的には自分の思い出用、たまに、普通のハガキとして。


不思議なことに、わたしは旅先でポストカードを買うということはあまりないのですが、美術館ではついつい買ってしまう…。
買ったらどうするの?というところですが、箱にしまって保存でございます。
箱にしまってどうするの?と言われれば、たまに覗いて思い出に浸るという感じでございます。

あーこの絵やっぱりいいなー好きだなーこの美術館また行きたいなーとひとりごちながら、ポストカードの束をめくっていく。
前に行った美術館や見た作品を思い出して、脳内プチアートトリップ。楽しい。これ、楽しい。
それに付随する旅の記憶とか、自分の感情なんかも蘇ったりして、面白い。


ああそれから、時として誰かに送る手紙にもなったりしています。
ポストカードをあさっているうちに、あの人に今このハガキを送ろうって思うこともありまして。
わたしは手紙魔なのでしょっちゅう会う友人にもしょっちゅう手紙を出すし、なんなら返信がなくても自己満足で出す人。
普段はもっぱら便箋と封筒で出すことが多いですが、自分や相手の今の状況を考えたらこの絵を送りたいなと思う場合もあるのです。

ポストカードたち

それはつまり、絵がひとつのメッセージということなんだと思います。
手紙の内容に沿う絵を選ぶこともあるし、今この人は何を求めてるのかなって思って自分なりに辿り着いたメッセージを絵に込めてみたり。わたしにとっては、ただのポストカードではなくて、その絵からしてメッセージだったりする。
その点が、旅先から出すハガキとは少し違うのかもしれません。



展示を見て自分が感じたことや抱いた印象を、押しつけがましくも相手に送ってみる。そういうのも、アリなんじゃないでしょうか。
前回、「ひとり美術館のすゝめ」という記事を書きましたが、ひとりで行ったとしても誰かと共有することもちゃんとできるのです。

絵のポストカードなんて買ってもいらないよなあなんて思わずに、とりあえず1枚買ってみてください。しまい込んでいつか出てきてあの時のポストカードだ懐かしいなって思うかもしれないし、だれかに送りたくなったら、もっと素敵です。

美術館はただ絵を見るだけの場所じゃない、何度も何度もそう思わせられる、まだまだ未知の場所。

この記事を書いた人

まりあ

まりあ

94年3月東京生まれ、日本語日本文学専攻。3大欲求は書きたい食べたい撮りたい。美術館へ行くカカオジャンキー。

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