初めての人ももう迷わない?ブルーラグーン詳細レポート!
アイスランド

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特別企画「tripro VOICE アイスランドWEEK」
アイスランド総合研究所の企画「アイスランドに関する記事募集」でご応募いただいた記事のうち、「特別賞」「優秀賞」に輝いた記事を掲載しています。
今回の記事は「優秀賞」に輝いた、岡本さんによる「初めての人ももう迷わない?ブルーラグーン詳細レポート!」です。


温泉大国として知られるアイスランド。その中で最も有名な温泉ブルーラグーン。
一度は行ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?私も二年前に一度行ったきりですが記憶を掘り起こして細部までレポートしてみたいと思います。

まず場所はケプラヴィク国際空港の近くですが、着いてすぐにブルーラグーンに行かれる方は少ないでしょうからレイキャビクからの行き方を書きます。
市内からは50kmくらいなのでレンタカーだと空港方向に一時間弱、もしくは市内からバスも出ています。
駐車場に着くと、ブルーラグーン特有の乳白色に青を足した色のお湯が流れて来ているのを目にします。
その小川に逆らうように歩いて建物に向かいます。
(写真の右下にサイドミラーが写っているとおりこれはまだブルーラグーン内ではありません)

写真8

この温泉はいわゆる天然温泉ではなく、併設されているスヴァルスエインギ地熱発電所のタービンを回した後のお湯を再利用した人工温泉です。
とはいえもともとは地中から沸き出した高温の温泉ですのでミネラル分を多く含んでいます。
余談ですがアイスランドでは地熱発電で使った後のお湯を家庭に引いて洗い物やシャワーに使ったり、暖房に使ったりしています。
私見ですが日本で地熱発電が普及しない理由の一つが、残ったお湯の処理なのかもしれません。各家庭にお湯を引くにはインフラ工事に多額の資金が必要ですし、アイスランドと違って冬場以外の日本では残ったお湯を処理しきるほどのお湯の需要もないような気がします。

閑話休題、建物の中に入るとまずはお土産コーナーがあり、ブルーラグーンブランドの香水・シャワージェル・シリカの泥パックなどのグッズの他に、溶岩石をあしらったアクセサリが売られています。
シャワージェルは温泉のシャワーコーナにあるものと同じですので、先に試してみることができます。人それぞれ好みはありますがそんなに匂いが強くなく、お土産にしたら好評でした。(個人的にはシリカのスクラブが固くてちょっと痛かったですが・・・)

ロッカールームには、さすが各国から観光客が来るブルーラグーン、日本語の注意書きもありました。
一行目の「ブルーラグーンにご入場された皆様は一切の責任をご自身で負って頂くこととなります」というのはブルーラグーンに限らず、アイスランドの観光地全体を貫くイデオロギーのように感じます。観光客をスポイルすることなく、自身の責任を負って楽しんでくださいという、ある種当たり前のことです。

写真9

あと、注意書きにもありますが水着着用は必須です!

前置きが長くなりましたがシャワーを浴びたらいよいよブルーラグーンです。私が行ったのは8月でしたが屋外に出ると寒さのあまり飛び込むようにお湯に入りました。日本の温泉の感覚だとあまり暖かくなく(汗)お湯の出てくる比較的暖かいところにずっといました。

写真10

ブルーラグーンの水色のお湯は、ミネラル分が多いため、お湯に長期間触れている部分には結晶のように白くこびりついていきます。温泉の内壁は溶岩が固まったような黒い多孔質の岩で出来ているのですが上の写真のように表面がすべすべした白い結晶に覆われていっています。
ちなみにこのお湯、塩水です。弱い人だと長時間入っていると髪や顔が荒れてくるかも・・・ご注意ください。

有名なシリカの泥パックは広い温泉内に何カ所か桶のようなもので準備されています。
泥といってもきめ細かいため、泥という感じはせず、ゴムか何かを塗っているような感じです。
温泉では多くの、顔を真っ白に塗った人々を見かけるでしょう。

何となくですが、ブルーラグーンに来ている人は地元の人よりは観光客が多いような気がします。
みんなリラックスしている様子が伝わってきます。ニコニコしてこちらを見ているおばさんたちが居たので、(お湯が)あたたかいですね、と声をかけると色々と話しかけてきました。
自分たちはフランスから来たこと、古くからの友人同士で来たことなど。アジア人は見分けが付かないが何となく日本人だと思った、などと言っていました。

長くなりましたが以上です。思い出す範囲でとりとめなく書いてしまいましたが、ブルーラグーンに行ってみたいと思う方がわずかでもいらっしゃれば幸いです。

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