魅力たっぷり。五感で楽しむアイスランド!
アイスランド

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特別企画「tripro VOICE アイスランドWEEK」
アイスランド総合研究所の企画「アイスランドに関する記事募集」でご応募いただいた記事のうち、「特別賞」「優秀賞」に輝いた記事を掲載しています。
今回の記事は「優秀賞」に輝いた、岡本奈桜子さんによる「魅力たっぷり。五感で楽しむアイスランド!」です。


アイスランド──。ヨーロッパの北の端、地図でも時々省略されてしまうほどの小さな国です。しかしその魅力は、とても一言では語れません。雄大な景色や、豊かな伝統、音楽、地質学的成り立ち…。アイスランドは、五感をフル活用して楽しめる国です。
そこで今回は、アイスランドの魅力について、「人間の五感」を切り口にご紹介したいと思います。

視覚で楽しむアイスランド

まるで宇宙!広大で荒々しい景色が見もの

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アイスランドは、日本と同じ火山だらけの島。地球のプレートが生まれ出る裂け目の上にあるため、火山の噴火や地震がよくあります(実は、アイスランドで生まれたプレートが再び地球の内部へ沈み込む場所は、日本なのです!)。アイスランドという土地自体が、この裂け目から生まれた“若い”土地であるため、アイスランドでは、地球創生期を思わせる荒々しい光景が楽しめます。
国際空港から首都レイキャビクまでのバスの道、黒い溶岩台地をマットな質感の苔が分厚く覆った景色が見られます。まるで他の惑星へ来たかのよう。海外旅行のつもりが、宇宙旅行気分まで味わえるなんてお得ですよね。

味覚で楽しむアイスランド

アイスランドのおいしいもの

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アイスランド人の味覚は、日本人に近いといわれています。日本と同じく島国で、漁業が盛んなので昔から魚を沢山食べていました。また、捕鯨の歴史があるのも日本と共通しています。
だから、とにかくお魚が美味しい。サメの干物(臭い!)や、干しダラ、スモークサーモンが有名です。特にレイキャビクの港沿いで食べられるロブスタースープは絶品。また、新鮮なお魚が使えるのでお寿司も人気だとか。レイキャビク市内にもお寿司屋さんがありますので、アイスランド流のお寿司に挑戦するのもいいかもしれませんね。

嗅覚で楽しむアイスランド

硫黄くさい?!温泉大国アイスランド

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日本に来た外国人が「醤油の匂いがする」と言うのと同じように、アイスランドにも「ならでは」のニオイがあります。それが、硫黄のニオイ。火山島であり、温泉大国のアイスランドでは、温泉をフル活用しています。世界最大の露天温泉ブルーラグーンの他にも、温泉のレジャー施設や温水プールがたくさんあります。また、各家庭に運ばれた温水は部屋を暖め、温水の蛇口をひねると硫黄のニオイが!なので、どのホテルに泊まっても、バスルームは硫黄くさい。最初は違和感がありますが、自宅で気軽に温泉体験ができるなんて、羨ましいかぎりです。

聴覚で楽しむアイスランド

アイスランドミュージック

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アイスランド音楽が好きでアイスランドに興味をもった、という人も多いのではないでしょうか?ビョークやシガー・ロスをはじめとするアイスランドのミュージシャンは、「アイスランド出身」であることを強く自覚している人が多いといいます。そのため彼らの音楽には、その故郷をイメージさせるようなものが沢山あり、アイスランドの雄大な景色ともよく馴染みます。毎年秋には、街全体を会場として行われる音楽イベント「アイスランド・エアウェイブス」が開催され、夏至の時期にはカーテンコールのない(日が沈まないので…笑)「シークレット・ソルスティス」という音楽イベントもあり、国外からも多くの来場者を集めています。
アイスランドミュージックを、フェスで楽しむもよし、広大な景色の中で独り聴くもよし。音楽×アイスランド、なんていうテーマで旅してみるのも面白いですね!

触覚で楽しむアイスランド

意外とごわごわ…!でも暖かい。お土産にぴったりのウール製品!

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人口32万人のアイスランド。人より多くいるといわれているのが、アイスランド独特の羊です。これらはウールをとるための羊です。アイスランドウールは非常に品質がよく、セーターや帽子、手袋など、様々な製品が販売され、国外でも人気。寒い国の羊だけあって、保温性が高いのが特徴です。
こんな風にご紹介すると、肌触りもさぞ滑らかでしなやかで…と想像してしまいそうですが、実際はちょっと硬めでごわごわ…。でも、このごわごわした質感や伝統的なデザインがとても可愛らしく、着ると本当に暖かいので、アイスランドに行ったらぜひとも買っていただきたいお土産のひとつです。

番外編 第六感で楽しむアイスランド

こんなクリスマス聞いたことない!13人のサンタ

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アイスランドは、インターネット普及率世界No.1のデジタル先進国である反面、目に見えないものを大切にする国でもあります。今でもトロルや精霊の存在が信じられ、「精霊が住んでいるから」という理由で道路建設計画が中止になったこともあるとか。
そんな国のクリスマスはとても賑やか。なんとサンタクロースが13人もいるのです。12月12日から一人ずつ山を下り、窓に吊り下げた靴の中にプレゼントを入れてくれます。イブの日に最後のサンタがプレゼントを入れれば、翌日からまた一人ずつ山へ帰っていきます。最後の一人が山へ帰る1月6日までの26日間が、アイスランドのクリスマス。期間中は、街中がキャンドルや電飾で飾られていて、街を歩くだけでもクリスマスがたっぷり楽しめます。
古いものと新しいものが平気で共存してしまう国、アイスランド。その魅力が尽きることはありません。

さて、いろいろとご紹介しましたが、ビビっとくるものはありましたでしょうか。あったという人もなかったという人も、実際に行ってみると、あなた自身の素敵な体験ができるはずです。ぜひ第六感まで全部使ってアイスランドを楽しんでみてください!

アイスランドのことが気になってしまったあなたへ!
2014年9月27日(土)~28日(日)に行われるツーリズムEXPOジャパンに、駐日アイスランド大使館が出展いたします。どうぞお立ち寄りください!
詳しくはこちら:ツーリズムEXPOジャパン

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「アイスランド総合研究所」は、アイスランドを愛するすべての人が参加できるアイスランドファンのための団体です。各種キャンペーンなどを通じ、さらに多くの方にアイスランドの魅力に触れていただけるよう活動中。

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