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ここが本当に東京?「旧岩崎邸庭園」が非日常感たっぷりのスポットだった

ここが本当に東京!?『旧岩崎邸庭園』の魅力

RYOです。

夏の暑さも徐々にではありますが、和らいできましたね。

日が暮れると夜風が心地よく、コンビニでは秋を連想するパッケージの缶ビールが出回り始め、秋がチラチラと顔を出して来ているなと感じております。

お散歩もしやすくなってきましたので、今回はこの秋にお勧めしたい都内の穴場スポットを紹介させて頂きます。

旧岩崎邸庭園

ここが本当に東京!?『旧岩崎邸庭園』の魅力

今回ご紹介させて頂く場所は、東京は台東区の湯島あります『旧岩崎邸庭園』です。

敷地は重要文化財に指定されており、都内にあるとは思えないその雰囲気は、ポツンとその箇所一点だけ時間が止まっているような独特な空気感があります。

また、この旧岩崎邸庭園の素晴らしい事は歴史的、美術的に価値のある建築物なのです。現在の敷地は当時の三分の一程に縮小してしまい、和館の大部分は残念ながら失われてしまったそうです。

今残る部分は和館の一部、洋館の一部のようですが、現在でも当時の大富豪の暮らしを偲ぶことが出来ます。

私は建築士の資格を所有しておりますので、ここでは専門的な用語も織り交ぜながらなるべく分かりやすくお伝えできればと思います。

旧岩崎邸庭園の中身とは?

本邸宅は三菱第三代社長、岩崎久彌の本邸として明治29年に完成しました。当時、洋館と和館に分かれており用途に分けて使い分けていたそうです。

概ね和館は日常生活の場として、洋館は来客者をおもてなしする為に使われていたようです。

その為、同一の敷地内にあるにも関わらず双方に装飾や様式の違いがあり、とてもおもしろいです。

洋館について

ここが本当に東京!?『旧岩崎邸庭園』の魅力

設計者は日本建築の父とも言われる英国人建築家ジョサイアコンドルという人物です。

明治政府のお雇い外国人として英国から来日し、自ら建築を手がけると同時に、東大工学部前身の学校で教鞭をとり、後進の育成をして日本建築の発展に大きく貢献しました。

建物の外観は付け柱という窓枠に装飾様の柱を至る所に施した、古典的なルネサンス様式いう様式美が伺えますが、ルネサンス様式のもう一つの特徴である左右対称という部分はなく、様式にとらわれすぎない変化に富んだ外観になっています。

内部は残念ながら現在撮影が不可という事で記事に掲載が出来ませんでした。

内観はジャコビアン様式と呼ばれる重厚的ながらも、ねじりや挽物細工が多様されているのが特徴の意匠様式が多く見られます。

ここでもひとつの様式に囚われる事なくジャコビアン様式の他にもイスラム風のモチーフがあったり、金唐革紙というヨーロッパの装飾を日本の和紙で再現したものが一面に施された部屋があったり、開放的なコロニアルスタイルのバルコニーがあったりと様々な様式美が見事に折衷しています。

バルコニーから見渡せる景色は当時の岩崎家の豪華絢爛な生活を想像してしまいます。

ここが本当に東京!?『旧岩崎邸庭園』の魅力

和館について

ここが本当に東京!?『旧岩崎邸庭園』の魅力

設計者は岡本春道という当時岩崎家の営繕関係の最高責任者。

施工は大工の棟梁として政財界の有力者たちの屋敷を手がけた名棟梁の大河喜十郎であると伝えられているそうです。

こちらも内部は残念ながら、現在撮影が不可という事で記事に掲載が出来ないのですが、書院作りという日本の建築様式で作られた広間には狩野芳崖や橋本雅邦という近代日本画の礎を築いた名画家の作品が残っています。

また至る所に岩崎家の家紋である三階菱を基調としたデザインがほどこされており、細部にまで入念な意匠が凝らされています。

行ってみた際は隠れミッキーを探す感覚で探索してみるのも楽しいかもしれませんね。

和館にはお茶席もあり、由緒ある建物の中で裏庭を眺めながらお茶を楽しむことができます。

帰り際、庭園の真ん中に立ち、上を見上げると都会の真ん中でも空をこんなに広く感じられる場所があるんだなとものすごく感動をしました。

ここが本当に東京!?『旧岩崎邸庭園』の魅力

建築を始め庭園や装飾などここではありとあらゆる所に歴史を直感的に感じます。

 

まるですべてが美術品のようです。
定番の美術館めぐりに飽きや抵抗を感じるという方は、こんな楽しみ方から始めてはいかがでしょうか?

旧岩崎邸庭園
東京都台東区池之端一丁目
午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
公式HPはこちら

この記事を書いた人

RYO

RYO

スケートボードとスノーボードが好きな都内在住のイラストレーター。 夢は世界中を3か月ごとに引っ越しながら仕事をする事。 多趣味多才になりたい多趣味無才。 建築士と調理師の免許を所持。建築超好き、ご飯大好き、絵画好き、散歩も好き、そこそこ歴史も好き。