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出世のパワースポット・埼玉県「高麗神社」「聖天院」でより運気を高める巡り方と、その歴史

●19 【高麗神社①-6】●(700px) P1040454

●18最初 【聖天院-395】●●(700px) DSC_0131

ひとりの異邦人に引き寄せられるように、武蔵国未開の地に1,799人が移民してきました。漢字で「高麗」と書かれていれば、普通は「こうらい」と読むのではないでしょうか。今回ご紹介する高麗(こま)神社、わざわざ「こま」と読ませることに興味を惹かれます。現地でしか感じられない、謎めいた物語がありそうです。

渡来人の高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)と高麗神社

●18 【高麗神社①-1】●(700px) P1040449
かつての朝鮮半島北部に栄えた高句麗(こうくり)から、高麗王若光と共に、高句麗人1,799人が移民して、未開の武蔵国が開拓されました。その後、若光は716年に高麗郡の首長になりました。若光が当地で没した後、高麗郡民は徳を偲び、「高麗明神」として祀った経緯があり、1300年の歴史がある高麗神社です。

●19 【高麗神社①-6】●(700px) P1040454

ひとつ目の鳥居をくぐった参道の右に、将軍標と呼ばれる2対の像があります。出入り口で、邪気の侵入を防ぐ魔除けとして、朝鮮半島の風習により造られたようです。かつての高句麗との関係の深い神社だとわかります。それぞれの像に描かれている顔を見ると、思わず……笑ってしまうほどユニークな表情をしています。

出世明神として知られるようになった高麗神社

●20 【高麗神社-264】●(700px) P1090005

若光の子孫が代々宮司を努め、現在の宮司で60代目になります。鳩山一郎氏らが参拝後、相次いで総理大臣になったことから「出世明神」と呼ばれるようになり、パワースポットとしても知られるようになりました。

●21 【高麗神社①-13】●(700px) P1040462

風水で使われている、「龍脈」という言葉をご存知でしょうか。山脈の連なりを気の流れるルートと考えて、長野県諏訪から飯能や日高へ、巨大な龍脈が続いています。大きな龍脈上にあることから、高麗神社にも龍のエネルギー(気の流れ)が満ちているとされています。

知る人ぞ知る狛犬に挟まれるパワースポット

●22-3 【高麗神社-273・274】合わせ(700px)修正

特に2匹の狛犬の間には、強い出世上昇運のパワーがみなぎっているとされています。心を落ち着けて、深く深呼吸すると龍脈のパワーをしっかり受け取ることができます。狛犬の間で立ち止まる人たちは、おそらく知っているのでしょう。

●23 【高麗神社-265】●(700px) P1090007

高麗神社本殿入口の門までせり出しているモミジが特徴的です。7:3分けのヘアースタイルに観えるのは、私だけでしょうか?

●24 【高麗神社-268】●(700px) P1090010

ぜひ観て頂きたいのが、寺社仏閣名を示す門の扁額(へんがく)です。「高」と「麗」の文字の間に、小さく「句」の文字が入っています。なぜ、こんな控えめに書き込まれているのでしょうね。これでは、高句麗(こうくり)神社ということになってしまいます。

●25 【高麗神社-23】●(700px) P1040472

本堂で参拝を済ませて、境内右側にある「ヒガン桜」に立ち寄りましょう。狛犬の間の次に、出世上昇運のパワーが強い場所と言われています。
そしてもっと若光について知るために、高麗神社を後にして、隣接する場所へ歩いて5分ほど移動します。

出世開運で知られる聖天院

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聖天橋から望む外見からは、日本のお寺と変わらないように観えます。
若光は徳のある人格が慕われ、未開の土地を開拓した功績により、高麗郡の首長になりました。そのことから、こちらは若光の菩提寺として、出世開運のご利益があるとされています。

●27 【聖天院-403】●●(700px) DSC_0139
「天下大将軍・地下女将軍」の石柱(チャンスン)が建っていることから、日本の寺院との違いを再認識します。門の手前にある石灯籠は、東京芝増上寺のモノのようです。寺社仏閣巡りをしていると、あちらこちらで増上寺の石灯籠を見かけます。

聖天院の無料エリアへ

聖天院は、「無料で拝観できるエリア」と「有料で拝観できるエリア」があります。まずは無料エリアを見てみましょう。
●28 【聖天院-278】●(700px) DSC_0010

楼閣のような雷門には、風神と雷神の巨像が安置されています。

●29-3 【聖天院①-13・14】合わせ(700px)修正

雷神(左)と風神(右)は、とても迫力があります。

●30 【聖天院-284】●(700px) DSC_0016

雷門の天井から赤い提灯が飾られています。

●31 【聖天院-399】●(700px) DSC_0135

雷門を右に進むと、若光を祀る高麗王廟があります。前にあるヒツジの石像が印象的です。更に右に進むと、整備された高麗殿ノ池があり、左の雷門へ戻ると、弘法大師像があります。ココまでは、無料で拝見することができます。

有料エリアへの階段

●32 【聖天院-290】●(700px) DSC_0022

雷門裏の階段を上がると、拝観料300円が必要になります。

●33 【聖天院-291】●(700px) DSC_0023

中門にある受付所で拝観料を納めます。ご朱印を頂きたい人は、ココで一緒にお願いしましょう。

●34 【聖天院-389】●●(700px) DSC_0125

中門前にある手水舎(ちょうずや)には、龍と親子のカエルがいます。カエルは「幸福をもたらす」ということでしょうか。

●35 【聖天院-296】●(700px) DSC_0028

中門をくぐると、良く手入れされた庭園が広がっています。そのなかで、目に止まったのが書院・庫裡にあるモミジです。淡い色に染まって可愛らしいですね。

●36 【聖天院-301】●(700px) DSC_0033

武蔵野三十三観音霊場の第26番でもある、聖天院の阿弥陀堂です。モミジの色づきが待ち遠しい場所です。

●37 【聖天院-303】●(700px) DSC_0039

庭園から見上げると、本堂がまだまだ上にあることに気づきます。

●38 【聖天院-313】●(700px) DSC_0049

本堂へは、阿弥陀堂の横にある階段から上がるようです。

●39 【聖天院-316】●(700px) DSC_0052

所々にあるモミジが、赤く色づいて、とても綺麗です。階段を上るリズムも、思わず軽くなります。

●40-3 【聖天院-324・325】合わせ(700px)修正

長い階段をあと少しで上がりきる場所で、見事な仁王像が出迎えてくれます。

●41 【聖天院-333】●(700px) DSC_0069

聖天院の堂宇は当初から、現在の場所にあったわけではないようです。特に本堂の老朽化はひどかったので、裏山を整地して新しい本堂を建立とのことです。本堂脇には、福島県の有名な「三春の滝桜」が献木されています。「高麗神社」と「聖天院」は、桜の名所としても知られています。

「雪山」と呼ばれている岩

●42 【聖天院-356】●(700px) DSC_0092

本堂の右にまわると、裏山を整地したときに出てきた凝灰岩(ぎょうかいがん)がむき出しになっています。当時、あまりにも白く見えたことや、その形が雪を懐いた山に似ているところから、「雪山」と呼んでいるようです。白っぽい岩なのですが、想像力を膨らませなければいけません。※凝灰岩とは、火山から噴出された火山灰が、地上や水中に堆積してできた岩石のこと。

こんな危険なガケに建てられていることを実感する本堂前

●43 【聖天院-358】●(700px) DSC_0094

本堂を参拝していた時は気づきませんでしたが、京都の清水寺舞台のように険しい山に築いた寺院だということを、改めて感じた場所です。

●44 【聖天院-332】●(700px) DSC_0068

本堂左の高麗王若光像のある鐘楼ですが、修繕中のために銅鐘が外されていました。通常、受付で申し出ると、銅鐘をつくことができるようです(1回100円)。機会があれば、銅鐘の音を聞いてみたいものです。

異国文化を感じる建物も

●45 【聖天院-363】●(700px) DSC_0099

鐘楼を左に進むと、山腹を切り開いた細い道が続いています。第二次世界大戦の不幸な歴史での、在日韓民族無縁仏の慰霊塔があります。ココまでの聖天院は、どちらかと言うと高句麗カラーというよりも、日本の寺院のなかにいるような感覚がありましたが、異国文化を感じる場所のひとつです。

●46 【聖天院-369】●(700px) DSC_0105

左にある八角形の建物は、どこかで見たような気がしたので調べてみると、ソウルのタプコル公園(旧パゴダ公園)にある八角亭に似ていますね。

●47 【聖天院-379】●(700px) DSC_0115
その昔、高句麗の人々によって開拓された土地に築いた、「高麗神社と聖天院」を巡りました。高句麗の文化と日本の文化が、ミックスされた光景を観ることができました。できなかったことも含めて、また機会があれば訪れてみたいと思います。

異邦人のパワーは凄い

異国の高句麗人によって、開拓された日本があるなんて、知りませんでした。パワースポットとして知られるようになった場所ですが、現在では高句麗文化と日本文化がうまくミックスして、開運上昇した感じがします。現地でしか知ることのできない、物語の裏側に感動します。
異邦人のパワーは凄い

この記事を書いた人

MAKIJI

MAKIJI

秋田生まれ東京育ち。中年デビューのスピリチュアル系フリーライターとして、都市伝説でウワサされる神秘的なエリアをotaku感覚で追いかけます。日本人が忘れかけている魅力的なスポットの隠された謎を一緒に紐解きしませんか?五感をフル活用した情報であなたの背中をそっと後押したいと思います。