TRIP'S(トリップス)

【トリップス】全て現地取材
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2017年1月19日0時~6時(前後する場合あり)
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新名所「すみだ北斎美術館」がオープン!その館内を徹底取材してきました!

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東京スカイツリーの位置する東京都墨田区に、2016年11月22日(火)、新たに「すみだ北斎美術館」がオープンしました! 構想に約30年を費やし、オープン前から注目が集まっていた美術館がついに完成。その全貌を明らかにするべく、現地取材に行ってきました!

すみだ北斎美術館とは?

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世界的な画家として有名な葛飾北斎は、すみだで生まれ90歳で生涯を終えるまで、引っ越しを繰り返しながらも大半の時間を墨田区内で生活し、優れた作品を数多く残しました。その北斎ゆかりの地に、葛飾北斎をテーマに浮世絵や日本画を専門とし、地域、世界へと北斎に関する情報を発信し、成長し続ける美術館です。

コンセプトは「街に開き、地域住民の方々に親しまれる美術館」

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設計は、世界で活躍する建築家の妹島和世さんが担当。どこからでも入れるよう建物全体に「裏」をつくらず、周辺地域のどこからでもアクセスすることができます。

アルミパネルと大きなスリットが特徴的

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また、大きなスリットを入れることで、周辺の下町市街地のスケールとの調和を図り、そこから館内の様子も伺えます。
外壁は、淡い鏡面のアルミパネルを使用し、外壁に柔らかく下町の風景が映り込み、周辺地域の風景に溶け込みます。私が取材した日は、晴天だったということもあり優しい青に染まりました!

いざ、館内へ!展示の内容は?

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館内では、企画展と常設展の2種類の展示が開催中です。尚、企画展の料金を支払えば、常設展は無料で観覧できます!
まずは4階へ上がり常設展示室へ行くと、入り口から早くも見どころが!

常設展最大の見どころは、約100年ぶりに復活した幻の大絵馬!

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関東大震災で焼失してしまった北斎晩年の最大級の大絵馬「須佐之男命 厄神 退治之図(すさのおのみこと やくじん たいじのず)」が、たった1枚残されたモノクロ写真をもとに、伝統技術と最新技術を用いて推定復元図として現代に甦りました。

常設展示室は7つのエリアで構成

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北斎とゆかりの地「すみだ」との繋がり「1.すみだと北斎」から始まり、「2.習作の時代」~「7.肉筆画の時代」の6つのエリアは、時系列で各時代ごとの代表作(実物大高精細レプリカ)とエピソードを交えて、北斎の生涯を辿ることができます。
北斎の代表作でもある「冨嶽三十六景」も、もちろん展示されてます。
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北斎とゆかりの地「すみだ」との繋がりを示したタッチパネルモニタと家系図。
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その他にも、タッチパネルモニタで北斎が描いた絵手本を全ページ見ることができたり、パズルや着物をデザインできたりなど子供たちも楽しめるコーナーもあります!
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錦絵の制作工程を映像も交えて紹介するコーナーや、北斎の作品が現代で取り入れられているグッズなども。

常設展のラストは、忠実に再現されたアトリエ!

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常設展のラストは、北斎のアトリエを再現したリアル過ぎる模型が展示されています! ちなみに、隣で見守っているのは娘の阿英(おえい)で、2人とも手元が動きます。

現在開催中の企画展は、開館記念展「北斎の帰還」

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2017年1月15日(日)までの期間は、開館記念展として「北斎の帰還 -幻の絵巻と名品コレクション-」が開催中です。

タイトルは、美術館のオープンと作品の展示から「北斎の里帰り、帰還」という意味が込められています。3階と4階にわたって構成された本展は、序章「北斎のイメージ」から、1章「北斎の描いたすみだ」、2章「幻の絵巻-隅田川両岸景色図巻-」、3章「名品ハイライト」、の4つの構成で、北斎の肉筆画や版画、摺物など約120点の名品が展示されています。
尚、企画展は撮影不可となっているので、名品の数々はぜひ会場でご覧下さい!

企画展最大の見どころは、初公開の絵巻「隅田川両岸景色図巻」!

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かつて北斎壮年期の傑作のひとつといわれ、約100年ぶりに再発見された幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻(すみだがわりょうがんけしきずかん)」が全巻一挙に初公開!
この絵巻は、今日まで海外に流失していて100年余り行方の知られていなかったのが、2015年に墨田区が取得し海外から里帰りした、長さ約7メートルの幻の絵巻です。 両国橋から山谷堀辺りまでの隅田川両岸の景色が陰影法を交えた表現で、そして新吉原での遊興の様子が細緻な筆遣いで描かれています。

その他の館内のフロア、施設は?

その他にも、無料で楽しめる施設やワークショップなど展示以外でも楽しめるスペースが盛りだくさん!

図書室

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北斎や浮世絵に関する専門書や画集などを観覧することができます。どなたでも無料で閲覧でき、複写サービスも行っています。

展望ラウンジ

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4階の展望ラウンジでは、金網からすみだの風景を見ながらゆっくりくつろげます。晴天の日はスカイツリーもこんなにはっきり見れます!

ミュージアムショップ

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1階入り口のミュージアムショップでは、企画展図録やポストカードをはじめ、オリジナルキャンディーやTシャツなどここでしか手に入らないグッズが盛りだくさん! ぜひお土産にどうぞ!

MARUGEN100(講座室)

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子どもから大人までを対象としたワークショップやイベントなどを開催。この日は絵巻に関するDVDが上映されていました。
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その他、半券を提示して他館で受けられる特典案内、地下1階には、返金式のコインロッカーが設置されています。しかし、ロッカーは比較的小さめなのでご注意を!

スカイツリーとセットで訪れたい注目の新名所

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皆さんいかがでしたか?
館内は、ただ作品が並べられているのではなく、ワークショップの開催やタッチパネルなどを使用することで、体験型の美術館としても楽しみながら北斎についての理解を深めることができます。また、周辺にはスカイツリーや東京都江戸東京博物館などもあり、ぜひセットで訪れたい新たな観光スポットとして今後も注目されること間違いなしです!
北斎の故郷に新たに誕生した展示空間で、北斎の名品の数々とすみだの魅力をお楽しみ下さい!

まだまだオープンしたてで、行列必至です!

私が取材へ行ったのは平日の昼間だったのですが、入館者はお年寄りの方の他にも、親子連れやスーツを着た会社員の方まで幅広く、入り口から行列ができていました。おそらく、現在の企画展が終了する来年の1月辺りまでは行列を覚悟して行ったほうがいいかもしれません。
でも、それだけ見る価値のある素晴らしい場所と作品ですよ♪

この記事を書いた人

Katsutoshi

Katsutoshiフリーランスライター・編集

専門学校卒業後、いくつかのアパレル企業を経て、現在はフリーランスと して活動中。ネットで色んな情報が手に入るこのご時世ですが、直接現地 へ出向き自分の目で確かめる「一次情報」を大切に生きています。