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ドイツの「マイセン焼き」知っていますか?本場を巡ってお得に買う方法

マイセン

交差する二本の剣のマークで有名な「マイセン」は、日本でも高級品として人気の陶器製造メーカーです。ドイツのデパートならどこでも購入可能ですが、その本場は東ドイツ、マイセン。そしてドレスデンにはマイセン焼きの芸術を極めた宮殿が今も公開されています。

マイセン

豪華絢爛なマイセン焼きを巡る、東ドイツの旅はいかがでしょうか。

マイセン

マイセン

ドレスデンから近郊列車で30分程、エルベ川を渡ると間もなく、華麗なお城を戴く古い町が見えて来ます。木組みの家が立ち並ぶ旧市街も見ごたえがありますが、まずは観光の目玉、「アルブレヒト城」を訪れてみませんか。この城は、領主たちの住居や町を守るばかりではなく、マイセン陶器を作成する職人たちが敷地内に暮らしていた事もある場所です。その上お城のシャンデリアや暖炉はよく見ると陶器、マイセン焼き。床のタイルや扉の装飾までマイセン焼きで飾られており、目が眩む程のマイセンです。

マイセン

お城は現在は博物館になっており、マイセンの町の歴史、ひいてはマイセン陶器の歴史について詳しく分かるようになっています。城のテラスからの眺めが絶景ですし、城の敷地内にはゴシック様式の立派な大聖堂が。ぜひ古き良きマイセン陶器をお楽しみ下さい。

アルブレヒト城
Domplatz 1, 01662 Meissen

マイセン磁器工場

マイセン

近代に入ってからは、マイセン陶器の工場は城から町外れに移り、今も稼動中です。工場、博物館、美術館、カフェレストラン、アウトレットショップが一体となった、巨大な「マイセン磁器工場」はアルブレヒト城から徒歩15分程度。

マイセン

工房はツアー形式で巡る事となり、日本語のヘッドホンもあります。目の前で実演される職人の技は、見事の一言。マイセンの図柄が本当に手書きである事や、人形のような繊細な造詣は職人が一つ一つ形を決めて造っている事が分かります。

マイセン

美術館では、古典的なマイセン陶器だけではなく、現在の職人が迸るインスピレーションで作り上げた現代芸術的な陶器も展示されています。本当にこれもマイセン…?というような斬新過ぎるデザインを通し、進化するマイセンを垣間見る事が出来ます。

また、日本人に大人気なのがマイセンのアウトレット。元が高価なマイセンですが、30%~50%以上の割値で陶器を購入する事が出来ます。ドイツはカップとソーサーが別売りになっていますので、上手く柄が合うものを購入できればお得です。日本への発送も保険付きで受けてくれますから、山ほど購入してしまっても安心です。

マイセン

マイセンは素敵だと思うけど、買うのはちょっと……(高すぎる)、とお思いの方にも、付属のカフェはオススメ。今しがた実演を見たばかりのマイセンのカップ&ソーサーでケーキとお茶が楽しめます。名物「マイセントルテ」は、バームクーヘンのような生地にマジパンを含ませた上品なお味です。

(※ケーキにフォークを突き刺すのはドイツ独自の文化です。ケーキが倒れないため……フォークが落ちないため……などの理由がありますが、どこのカフェに行っても突き刺されます)

マイセン磁器工場
Talstrasse 9, 01662 Meissen

ドレスデンで巡るマイセン陶器

マイセン

栄華を誇ったマイセン陶器の絶好のお得意様と言えば、ドレスデンの王侯貴族達でした。マイセン焼きがお好きなら、ドレスデンの「ツヴィンガー宮殿」は宝の山に違いありません。ツヴィンガー宮殿の一角にある、「陶磁器コレクション(Pozellansammlung)」は歴史的・芸術的な陶器を集めに集めた美術館。マイセンは勿論の事、中国や日本の陶器も華々しく展示されており、アジアの磁器がマイセンに与えた影響の深さを知る事が出来ます。

ツヴィンガー宮殿
Sophienstraße, 01067 Dresden

ドレスデンの町で最もお馴染みのマイセン焼きは、ドレスデン城の中庭にある「君主の行列」かも知れません。マイセン焼きのタイル二万枚以上を贅沢に使用した壁画には、ドレスデンの各時代の領主の姿が描かれています。

マイセン

「百塔の都」と詠われたドレスデンの町の美しさには、マイセンの陶器が欠かせません。陶器の本場では、中世から脈々と続くマイセンの伝統を堪能できる上に、お得にマイセンを購入する事も可能です。ドイツを訪れた際には是非ドレスデンまで足を伸ばして、ドイツが誇る陶器の本気をお楽しみ下さい。

ロマンの詰まったマイセンのマーク

マイセンのマークは、二本の剣が交差する、優雅な高級陶器に似つかわぬ格好良さです。
この格好良いマークの意味は、「白磁陶器の製法をマイセンの外に持ち出さんとする者は生かして通さぬ」です。意外と血なまぐさいですよね。そんなギャップが素敵だと思いませんか。

この記事を書いた人

華酉

華酉

ドイツ、フランクフルト在住です。古城巡り、修道院や教会を観光する事が趣味です。中世の香りがする所には何処にでも行きます。ドイツで好きなものは騎士とドラゴンと酒です。北海道出身ですので、暗くて寒いヨーロッパの冬も楽しいお過ごし方をご紹介出来ます。宜しくお願いします。