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プラハで巡る、ミュシャの旅。大人気の美人画が描かれた理由とは?

プラハ

装飾的で華やか、どことなくコミックテイストでもあるアルフォンス・ミュシャの女性絵画は日本でも大人気。ポスターやCMで、あるいはミュシャ風にアレンジされたイラストを目にされた方も多いのではないでしょうか。

日本でのファンの多さから、国立新美術館でも展示会が行われたミュシャですが、ファンならプラハに行かない手はありません。プラハには、持ち出す事が出来ず、ここでしか見れないミュシャの手がけたステンドガラスや壁画が数多く残されているのです。ミュシャの愛した古都プラハで、ミュシャの軌跡を巡る旅はいかがでしょうか。

プラハ

ミュシャ美術館

ミュシャがお好みなら、早速美術館に向かいましょう。ミュシャ美術館は規模こそ然程大きくはありませんが、展示数は中々のもの。お土産コーナーも充実しており、絵葉書はもちろん、画集なども購入する事が出来ます。

絵画からだけでは窺い知れない、ミュシャの人生について学べるのも興味深い所です。例えば、いま絵葉書などに好んで使われている華麗な女性画は、ミュシャがパリで活躍していた時代に商業用のポスターなどのために描かれたもの。一方で、プラハに残された壁画やステンドガラスなどの題材は、国家の独立を賭けた厳しい時代に、チェコという国への愛国心に基づいて描かれた図柄です。当時の「チェコ共和国」と言う国の歴史も絡み、ますますミュシャの絵に愛着が沸いてしまいます。

ミュシャ美術館
Kaunicky palac Panska 7 110 00 Praha 1
営業時間:10時~18時
公式HPはこちら

プラハ城

プラハ
プラハの町の象徴であり、見逃せない観光地スポットであるプラハ城。ミュシャの芸術は、このチェコの名城にも残されています。

プラハ城の敷地内に堂々と建つ「聖ヴィート大聖堂」、正面玄関から入って左側3番目のステンドガラス。このステンドガラスのデザインを手がけたのがミュシャです。ステンドガラスの題材は「聖キリルと聖メトディウスの布教」。このふたりの聖人は、チェコを始めとする東欧にキリスト教を広め、聖書をスラヴ語に翻訳した功績で知られています。チェコと関わりの深い聖人であり、こんな題材も愛国家だったミュシャらしいのではないでしょうか。

プラハ城
Prague Castle 119 08 Praha 1

プラハ市民会館

プラハ

賑やかなプラハのショッピングストリートの中で、ひと際目立つアールヌーヴォー調の建物が「市民会館」です。

内部は立派なホールとなっており、コンサートなどの際に開放されます。アールヌーヴォー調の装飾が美しく、「市長の間」ではミュシャによる内装と壁画を見学する事が出来ます。「市長の間」を含む内部はガイドツアーのみの公開ですが、ツアーに参加出来なくてもミュシャ旅は終わりません。プラハ市民会館のカフェ「カヴァールナ・オベツニー・ドゥーム」を訪れるのはいかがでしょうか。大理石を多用したゴージャスな店内は、天井が高く広々としており、客席もたっぷり。

プラハ

ワゴンの中から選べる「日替わりケーキ」も魅力的ですが、寒い時期ならアップフェルシュトゥーデルのケーキセットがオススメ。こってりと甘く、アルコール度数の高いエッグノッグ(洋風卵酒)に、アイスクリームと甘くないクリームを添えたアツアツのアップフェルシュトゥーデルはカフェの定番です。カフェでは営業時間も長いため、朝食から夕食まで味わう事が出来ます。

プラハ市民会館
nam.Republiky 5, Praha 1

中世を通し「百塔の町」とも呼ばれていた美しい古都プラハ。愛国者だったミュシャの痕跡は、町の様々な場所で垣間見る事ができます。ただ見て回るだけでも楽しい町ですが、ぜひミュシャを辿って歩いて見てください。絵画に勝るとも劣らない町並みに出会える筈です。

プラハ城の闇

広大なプラハ城には、3ヶ所も拷問部屋の展示があります。拷問部屋のマスコットキャラクターは、真っ赤な頭巾を被り、斧を手にした「処刑人さん」です。お人形も売ってますよ。ぜひ見付けてビビって下さいね。

この記事を書いた人

華酉

華酉

ドイツ、フランクフルト在住です。古城巡り、修道院や教会を観光する事が趣味です。中世の香りがする所には何処にでも行きます。ドイツで好きなものは騎士とドラゴンと酒です。北海道出身ですので、暗くて寒いヨーロッパの冬も楽しいお過ごし方をご紹介出来ます。宜しくお願いします。