パリ「チョコレート博物館」で恋に落ちました。チョコ愛が止まらないその展示とは?
フランス

展示

パリにある「チョコレートストーリー」というグルメなチョコレート博物館へ行ってきました。
チョコレートの起源~変遷を1,000点以上?!のコレクションや映像で分かりやすく吸収する事が出来る甘い甘いミュージアムです。チョコレートヲタクの私は、終始興奮状態でしたが、そうでなくても満喫出来そうな内容だったのでご紹介します。

入場料。可愛いチケット&試食付き!

チケット
チケットは、11ユーロです。
試食
チケット売り場で早速4種類の試食を頂けて、早くもテンションがあがります。きちんとカカオのパーセンテージが書かれてあるのも博物館らしかったです。

展示物。とにかく気持ちを盛り上げてくれる!

メソアメリカの森
入ってすぐに、カカオの起源地と推定されているメソアメリカの森が広がっていました。どこもかしこも演出が素晴らしい! 実際にカカオ農園へ行ったばかりの私でも「お~」となる位、しっかりとした作りです。 なんとワクワクが止まらない博物館なんでしょう。

流れ。4000年の歴史を辿れる博物館!

3階建ての建物で、時代に沿って見ていけます。
最初の1階で早くも「コレコレコレコレ~!」と、私がつい声をあげてしまったのは、こちらのお猿さんのコーナーです。
お猿さん
カカオ豆の存在に気づいたのは誰なのか? 諸説ありますが、お猿さんだという説もあるんです。口頭で聞いた事はありましたが、文字情報で見たのは初めてで、感動の瞬間でした! ここに書かれていた内容によると「お猿さんが、カカオポッドの実のパルプを食べて、種を捨てて、カカオの樹が広がっていった」との事です。お猿さんに敬意を払いたいと心底思いました。
神
また、cacao goddessに会えたのも、素晴らしい経験になりました。
貴重なカカオ
なにより、カカオがいかに大事なものだったか身に沁みる展示が多数ありました。
当時、カカオ1個は、トマトひとつの価値。更に、カカオ10個には、うさぎ1羽が匹敵したそうです!
カカオはその後、神の飲み物→薬→美味しいチョコレートへと変貌を遂げていくわけです。見る所・読む所が満載で、妄想も広がり続け、全く先に進めませんでした。ちなみに、英語表記がありありがたかったです。も~とにかく大興奮!!

 
スイスの画家Jean-Étienne Liotardが描いたThe lovely lady of chocolateもありましたよ!
チョコレートガール
チョコレートが庶民の飲み物であった事・濃厚だった事を伝えてくれた貴重な絵画です。(現在は、ドイツのドレスデン美術館に所蔵されているはず!?)

デモンストレーション。甘い香りに包まれた時間!

イケメンパティシエさんのチョコレートデモンストレーションもありました。なんて豪華なんですか!! しかも私たちのために、フランス語の後、英語でも説明して下さいました。
デモンストレーション
ここのキャラクターのChocolalaを目の前で作って下さり、出来立ての試食を頂く流れです。固まるまで待てないので「この後、こうなります」という、料理番組のような端折りも随所ありますが。
キャラクター

見て学んでチョコレートの刺激的な冒険の中での試食は、いつも以上に美味しくて美味しくて、更に恋に落ちました。

これからクリスマス、バレンタインと、チョコレートの季節です。
この冬は、チョコレート博物館で甘い甘い時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

Choco-Story-Paris
28 Boulevard de Bonne Nouvelle,75010 Paris

公式HPはこちら

この記事を書いた人

木村彩乃

木村彩乃アナウンサー/スイーツコンシェルジュ

NHKでのキャスターを経て、フリーアナウンサーに転身。スイーツコンシェルジェとしても活動中。 趣味は旅で約25カ国へ。旅のメインは“食”です。韓国でマッコリソムリエ、ベトナムでベトナム料理検定を取得。日本では、スイーツ・チョコレート・ダイエット等の資格を取得。“旅×食”彩り豊かな情報をご提供致します! Instagram【https://www.instagram.com/ayano.sweets】

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