秩父夜祭-12月に舞う冬の花火を、君はもう見上げたか。
日本

photo by 秩父夜祭

気温も下がり空気が澄んでくる。最近の星空はとてもきれいに見え、冬を感じる。
この時期になると、もはや世の中はクリスマス。電飾のイルミネーションがカラフルに瞬き、人々に笑顔が咲く。
冬といえばそのイメージが強い人も多いであろう。
しかし、夜空に咲く一瞬の花を冬に楽しめることをご存じだろうか。

京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに「日本三大曳山祭り」に数えられる、秩父夜祭
毎年12月2日、3日。2日間にかけて行われる。
イルミネーションもきれいだが、冬の花火を見るのも風情がある。

夏とは違った澄んだ空気がさらに花火を輝かせ、宝石が瞬くような幻想をみせてくれるのは間違いない。

向かうは埼玉・秩父の秩父神社

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photo by 秩父夜祭
寒い12月。祭りは明るい時間から始まる。豪華な神輿が神社から街に出てにぎわす。
屋台が並び、お祭りムードを楽しみながら威勢のいい声・鮮やかな神輿を視て、テンションをあげてゆく。

メインの夜は人ごみもはかり知れず、人であふれていた。
江戸時代から、300年余りの歴史があるこのお祭り。昨年の来客数は20万人弱。どうりで、ごった返すわけだ。人は多いがやはり冬。澄んだ空気がかなり冷たい。
しかし、そのマイナス点とは裏腹に、夏よりもきらめいた花火を見せてくれ、いつもの花火が妙に新鮮に思える。

花火が行われるのは羊山公園
今年も、2日は19時から20時の1時間。
3日の大祭では19時30分頃から22時まで行われる。

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Photo by 秩父観光ナビ

輝かしい神輿を前に、花火は大きく瞬き、それをより一層輝かせてくれる。
神輿X花火の美しさはどこにも負けない祭りだ。

豪華で夜も輝く神輿と、寒さに負けぬ鮮やかで熱い花火。
他では見れぬこの迫力を、嬉しくももうすぐ視ることができる。

交通規制に注意

毎年多くの来客が訪れるため、12月3日のみ交通規制もかかる。
是非マップを利用し、交通規制は避けて頂きたい。

マップはこちら

日本らしい冬のイベント、是非今年は試していただきたい。
いつもとは違う体験を、今年はきっとできそうだ。

花火開催日時:2015年12月2日・3日
場所:埼玉県秩父 「羊山神社」
アクセス:秩父鉄道秩父駅より徒歩3分/西武秩父線西武秩父駅より徒歩15分
参考資料:秩父まつり会館秩父観光なび

この記事を書いた人

Fujico

Fujicoフリーライター/地域観光プロモーター

2015年に独立。主にフリーライターとして活動している。専門としては、トラベルや観光地域プロモーション。そして英日の翻訳・通訳も行っている。独立前は畑違いの販売業で、店舗マネージャーを務め、大阪で日々汗を流していた。 広く色々な場所にいくよりも、一つの場所を開拓するのが好きな性分で、今は月1以上のペースで東京の離島・伊豆諸島に通っている。趣味は「観光客がいない素晴らしい場所を見つけ出し、それを紹介して喜んでもらうこと。そしてその後どや顔する」ことである。音楽と英語をこよなく愛す、目指せボーダーレス女子。

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