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『アバター』惑星のモデル・世界遺産「武陵源」は実は人で溢れてた!?それでも驚く絶景とは
中国

武陵源

中国の「武陵源」は、巨大な石柱がジャングルからニョキニョキそびえる不思議な景観の世界遺産。世界的にヒットした映画『アバター』の舞台のモデルともなった場所で、その公開とともに知名度がグングン上がっていったとか。あんな場所が本当にあるなら見てみたい! ということで行ってきました。

武陵源ってどんなところ?

武陵源
武陵源(ぶりょうげん)の独特の風景は、緑豊かな湖南省の山の中に広がっています。拠点となるのは張家界の街で、まだ新しい張家界荷花空港から約1時間弱。
武陵源一帯は国立公園や自然保護区になっていて、ちょっと前までは、少数民族だけがひっそりと暮らすほとんど手付かずの場所でした。しかし、その絶景が知られ始めるとどんどん開発が進み、今ではすっかり観光地化されています。

さっそく行ってみよう!

武陵源
あの、映画に出てくるような風景が広がる場所へは、山の上に上ってそこから遊歩道を歩いていかなければなりません。公園内には一般車両の乗り入れは禁止されていて、主な移動は専用のバスや徒歩になります。上の写真を見てもわかるとおり、ずらりと並んだバスの数がすごい!

武陵源
まず入り口から、山の上まで上がるためのエレベーターやロープウェイの乗り場までいき、そこから一気に山頂へ。ロープウェイは、石柱の間をすり抜けるように進んでいき、迫力の光景が見られるのでおすすめですが、高所恐怖症の人には高度感がすごいので地獄のひとときになるかも。実際、一緒に乗っていたひとりは、恐怖のあまり身じろぎひとつせず、ずっと一点を見つめて耐えていました。

今思えば、上からの光景もすごかったですが、この、お尻がムズムズするようなスコーンと切れ落ちた絶景を間近で見られるロープウェイからの眺めが一番圧倒された気がします。

武陵源
山頂に着いて細い山道に入ると、すごい数の人でいっぱい。まるで、休日の竹下通りか年末のアメ横かというくらいの人ごみで、ここが昔は、少数民族の人たちしか知らない秘境の地だったなんて到底思えない。遊歩道自体は整備されて歩きやすいのですが、人がつかえてなかなか思うように進めないもどかしさと、人の多さで早々にぐったりです。

しかし、ついに絶景が…!

それでもいくつかあるビューポイントへくると、自然にできたとは信じがたい絶景が眼下に広がり、思わず感嘆のため息が。

武陵源
まさに、「アバター」の世界そのままで、映画に出てくるあの尻尾の生えた青い人たちが、石柱の間を飛んでいる姿が見えてくるよう。いくつも立ち並ぶ柱の側面は、まるでナイフかなにかで切り落としたように垂直で、今にも途中からぽっきり折れてしまいそうな危うさと、なんで折れずに立ってられるんだという不思議さがあります。
武陵源

その不思議さの方が強烈で、このような光景ができた成り立ち(長い年月をかけて侵食された)を聞いてもなかなか信じられず、神様か何かが気まぐれで作っちゃったんじゃないかと思うほど現実味がわきません。それこそ、映画のためのセットだと言われたほうがまだ納得できるかも(アバターのキャラクターもいるし)。
武陵源

上から見た後は、今度は下から見るルートに行ってみました。緑豊かな渓谷の中にサラサラと清流が流れよくある山の中の風景……と思いきや、生い茂る木々の間から空を見上げると、またありえないような姿でそびえる岩山が出現。ここでも、なんでそんな形になったんだと、繰り返し抱いだ疑問を頭に浮かべながら歩いていきました。
武陵源
武陵源
これは本当に、地球上でもめったにない珍しい光景だと思うので、あちこちの絶景を見慣れた人にもおすすめ。これからますますホテルも増え観光地化されていくと思うので、これ以上人が増える前に早めに訪れたほうがいいかもしれません。

観光地だけど地球のパワーを感じる地

山道や交通手段などもかなり整備されていて、観光客が歩き回る場所は、人の多さで疲れを感じるほどの非秘境感。そのため、あの険しい景色を見に行くにも関わらず、目的地までの移動はあっけないほどラクチンです。しかし、その非秘境感エリアから一転、奇岩が立ち並ぶ秘境エリアに目を向けると、人工物が見えない太古の地球の姿が広がっていて、やはり「秘境の地」と呼びたくなります。

武陵源はとても広く見所もたくさんあるので、観光するには少なくとも2~3日はほしいところ。混んでいると乗り物の乗り場や山道が渋滞してなかなか進めないので、思ったより時間がかかるので注意。

この記事を書いた人

Kaycom

Kaycom絶景・秘境ライター

旅行記サイト「異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGN」の管理者。今まで、ヒマラヤ周辺の南アジア、シルクロードで栄えた中央アジア他、中東、南米、北アフリカなど訪問。カナダとニュージーランドのワーホリも経験し、養蜂やフルーツピッキングなどで旅行代を捻出。日本の温泉も大好き。

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