初バンコクでも水上マーケットで買い物三昧できるのか?(提供:タイ国政府観光庁)
タイ

水上マーケット

タイ、バンコク! 街も人々も活気にあふれていいて、気温も街のエネルギーも「熱い!」イメージがありますよね。

でも買い物マニアな筆者としては、タイといえばマーケット大国!なんです。

今回は、日本では見ることのできない水上マーケットと、タイでやってみたかったことのひとつである「ゾウ乗り」をしつつ、美容マニアとしてのプチ情報もお届けします。

水上マーケットに行くには?

運河に商品を積んだ舟が行き来して、舟の上や岸辺で商品を売買するのが水上マーケット。30年ほど前まではバンコク市街でも活発に行われていたそう。

現在ではバンコク郊外にある3つの水上マーケットが有名です。いずれもバンコク中心地からは離れているので、水上マーケットに行くには旅行会社のオプショナルツアーに参加するのが簡単。

今回、筆者はPanda Travel Agencyさんのオプショナルツアー「パンダバス」の半日観光コースを利用して、バンコクで一番活気のある水上マーケットと言われている「ダムヌンサドゥアク」に行きました。そしてなんと、このツアーにはゾウ乗り体験もセットでついているんです!

眠い目をこすって

オプショナルツアーの集合時間はなんと朝6:30!! マーケット自体は日の出から14時頃まで見られますが、一番活発な時間帯は朝7時~9時、それに加え、バンコク中心地からだと移動に1時間以上費やすため早起きが必須なのです!

早速、バンコクの中心サイアムをワゴンで出発! バンコクの市街地は東京に劣らず高層ビルが立ち並んでいて、まさに都会という印象。ですが、高速道路に乗ると一気に開けた景色が見えてきます。バンコクには山がほとんどないそうで、平地の面積はなんと関東平野の10倍もあるそうですよ!

宮殿エリア近くのチャオプラヤー川を渡って、さらに西方向に進んでいくと日本の田園風景のような景色が。なんとこの田んぼは塩田! つまり塩を精製するためのものなのだそう。

乾季の時期に海から海水をポンプで引いて、天日で乾燥させるのだとか。道端ではビニール袋に詰まった塩を山積みで販売していたりして、日本ではなかなか見られない光景がとても印象的でした。

ココナッツファームで休憩


ひたすら続く塩田風景を進んだら、ココナッツファームでお買い物タイムを兼ねて小休憩。


ココナッツはタイの人々の生活には切り離せないもの。ココナッツは、殻、実、ジュースと、すべての部分が活用できるため「ココナッツがあれば生きて行くのに困らない」と言うような意味のタイのことわざもあるんだとか。

筆者はココナッツの味も大好きですし、ココナッツオイルもよく使用しているので、製造の工程を見れて楽しかったです。こちらではパームシュガーや、完全オーガニックのココナッツオイルなども販売してましたよ! 筆者ももちろん、ココナッツオイルを購入。

ちなみにタイのトイレ事情は

少し脱線しますが、話のついでに、ここでタイのトイレ事情をご紹介します。

タイの街中のトイレには基本的にトイレットペーパーは付いていません。ですので、ティッシュペーパーを常に多めに持ち歩くことをオススメします!

また、ティッシュペーパーはトイレには流せません。便器の横に設置されている大きめのゴミ箱に捨てます。例外的に、ある程度星が付いているホテルや高級レストランのトイレではペーパーは流せますが、ローカルエリアでは基本は流さずゴミ箱に捨ててくださいね。

そしてもちろんウォシュレットなんて論外!! その代わりに、便器のタンクにシャワーが付いていて、ウォシュレットのように使用することも出来ます。筆者は怖くて使用しなかったのですが、使った方に話を伺ったところ、使用に慣れていないので想像以上にびしょびしょになったとのお話でした。

ちなみに、高級デパートのトイレには日本のTOTO社製のウォシュレットがされていて、妙に感動してしまいました。トイレの写真を撮ることは気が引けたので写真はございませんが、気になった方は「タイ トイレ」で検索するといろいろ画像が出て来ますよ。

人生初のゾウ乗り体験

さぁ、話は少し脱線しましたが、ツアーに戻りましょう!

続いては、「ゾウ乗り体験」!

昔、「星になった少年」という映画があったのですが、主演の柳楽優弥さん演じるゾウ使いの少年が「小川」と言う名前だったんですよね。筆者と同じ苗字なんです。それから妙な親近感を感じて、いつかゾウに乗ってみたいとずっと思っていたのですが、今回願いが叶いました!!

代金の支払いなどは全部ガイドさんがやってくださるので、ツアー参加者はただゾウ乗り場に進むのみ!

ちなみに今回のガイドさん、ティップさんはとっても日本語がお上手で、話の面白い方でした。タイ語や英語に自信がなくても日本語の話せるガイドさんが付いてくださっているから安心して観光できるのがオプショナルツアーのいいところですよね!

いざ、ゾウ乗り!と言っても、直接ゾウにまたがる訳ではなく、ゾウさん達の背中にベンチが乗せてあり、それに座るんです。乗るときにゾウの背中を踏まなくてはいけないのが心苦しかったのですが、ゾウ本人(本ゾウ?)は気にするそぶりも見せず。

そして、乗ってみると想像以上の高さに少しだけ怖くなってしまいました。日頃、ハムスターばっかり可愛がっている筆者。こんな大きい動物と触れ合うこと自体初めてで、ドキドキでした。ゾウさん、予想外にゴワゴワの皮膚とチクチクの剛毛の持ち主でした。

このまま園内を周遊します。ゾウ使いの方がサービス精神豊富な方で、ソロショットのお写真も撮って頂けました!

この写真のあと、豪快に池に入って行ったのですが、揺れる揺れる! 本気で落ちると思いました。ゾウ乗り体験自体は約20分くらいで、楽しいのですがドキドキも止まらず、とってもスリリングでしたが貴重な体験でした。

途中写真スポットが2箇所あって、終了後に、買うか選べます。こちらは1つ200バーツ(約600円)です。どちらの写真も素敵に撮っていただいたので、2つ購入してしまいました。

そしてこのフォトフレーム、なんとゾウの落し物(オブラートに包んでみました)から作られてるんですって!! なんてエコ! 思わず匂いを嗅いでしまいましたが、安心して下さい。臭くなかったですよ。

ダムヌンサドゥアク エレファント ビレッジ(CHANG PUAK CAMP)
住所 :Khrongkan Mu Ban Ban Tha Nat Mu 2 Rd, Tha Nat, Damnoen Saduak District, Ratchaburi 70130

いよいよダムヌンサドゥアクの水上マーケットへ!

さあ、では今回のメイン、水上マーケットに向かいましょう。ゾウ乗りの「チャンプアックキャンプ」より車で約10分、市場に到着です。

今回訪れたダムヌンサドゥアクは、ラーマ4世時代(1864年)に自国文化保護と観光のために開発されました。約200もの水路が入り組んでいて、地元の方はもちろんですが、現在では観光客の方で賑わう人気のスポットとなっています。

土産店の間を抜けて行くと……

目の前に水路が広がります! そこまで広くはない幅の水路に何隻もの舟が行き来しています。そしてたくさんの人! 観光客の方はもちろん、地元の方と思しき方もたくさんいらっしゃってます!

岸辺からだけでも水上マーケットを楽しむ事はもちろん可能ですが、せっかくならもっと間近で雰囲気を味わいたい!という事で、観光用の手漕ぎ舟に乗船しました! こちらはツアーとは別料金で200バーツ(約600円)!

さっそく乗船です。またこれが小さな舟なので、乗船の際に揺れてまたスリリング!

なんだかディズニーランドのジャングルクルーズみたい! 舟のルールは舟の縁には手をかけない事!! この理由はすぐに分かりました。

この舟の真横をすれすれに何隻もの舟がすれ違ったり、追い越したり。むしろ、ガンガンにぶつかってきたりしていて、舟の縁に指なんか掛けてたら危ないですよね。気をつけましょう。

船頭のお兄さん(お姉さん? このお話はまた別の機会に)も良い感じにゆる~い雰囲気で南の国らしいなぁという印象。岸辺や舟でもたくさんのお店が出ているので、見たいお店があれば船頭さんに「ストップ!」というと止めてくれますよ。

まずは腹ごしらえ!


朝早い出発でしたので、まずは腹ごしらえから!ということで早速、岸辺のクイティヤオ(お米のヌードル)のお店に立ち寄りました。素敵な笑顔!

値段は50バーツ(約150円)! ハーブやナンプラーの風味がするのですが、全く辛くはないのでタイ料理初心者の方でもチャレンジしやすい味だと思います!

しかしながら、とにかく熱い!! スープがあっつあつで、美味しいのですが、食べ終わる頃には汗だくでした。暑い時こそ熱いものというのが、タイの方の健康の秘訣なのかも!

このお店は岸辺にあるお店でしたが、舟の上でも普通に火を使って調理しているところもあり衝撃的でした。

タイならではのフレッシュフルーツも。ざっくり量って、袋一杯に入れてくれます。こちらも50バーツ(約150円)。日本でこんなたくさんのフルーツを購入しようと思ったら、軽く1,000円は超えるのではないでしょうか。

値切りに失敗……これもお勉強


水路の左右にはたくさんの店舗が。

せっかくなのでなにかお土産を買ってみようと、とあるお土産屋さんの前で止まってもらいました。最近筆者がハマっているレモングラスティーを買おうと値段を聞いたところ、なんと「400バーツ」! 日本円で約1,200円!

タイの物価から考えるとそれは高すぎる!と値切り交渉を試みたのですがうまくいかず、そのままの値段で購入することに。後でガイドさんにお話を聞いたところ、お店側も観光客には高めの値段を提示してくるとのこと。最初は半額くらいからスタートして、値段交渉にチャレンジしてみましょう。

うーむ、高い値段で買ってしまったことは少しショックですが、まあこれもお勉強だったと思うことにします。

岸の上から市場散策


水路の見学は約1時間。岸の上からも少し市場を散策しましょう。

商店の中に、なぜか動物と写真を撮れるところもあったりします。男性が手に乗せているのはスローロリス。小動物大好き人間としては思わず戯れたくなりましたが、もちろん撮影は有料なのでご注意ください。

飼い猫なのか野良ネコかわかりませんが、まったく人に動じない猫もなんだかタイらしいと思ってしまいました。

とにかく気温が高いので、水分補給も欠かさずに!ということで、スムージーもいただきました。こちらは、ライチスムージー。

フレッシュフルーツをそのままミキサーに入れて作るなんとも贅沢なフレッシュスムージーですが、なんと60バーツ(約180円)! 安くておいしいので、筆者もバンコク滞在中、行く先々でスムージーを飲んでました。

ちなみに、水上マーケットの駐車場に、有料(20バーツ/約60円)のトイレがあります。有料なだけあり、とっても清潔でクーラーも効いている天国のようなトイレ! 参加したツアーでは帰路は休憩なしでバンコクに向かうとの事だったので、利用させていただきました。

ダムヌンサドゥアク 水上マーケット(Damnoensaduak Floating Market)
Amphoe Damnoensaduak, Ratchaburi

一路、バンコクへ

楽しかった散策時間も終了、ここからは一気にバンコク市内へと帰ります。

朝早い集合だったためか、暑さに疲れてしまったのか、帰りの車内はぐっすり寝ている方が多かったです。そして、バンコク、サイアム地区で解散! たった半日のツアーでも十分すぎるほどの内容のツアーでした!

ゾウ乗りはもちろんですが、水上マーケットのお店の方の優しく、そしてたまに強引な販売も(笑)とっても楽しかったです。

Panda Travel Agency オプショナルツアー「パンダバス」
詳細はこちらからチェック!
タイ国政府観光庁 特設サイト『こんなタイ、知らなかった。』は、こちらからチェック!

タイ国政府観光庁
提供:タイ国政府観光庁

この記事を書いた人

小川希

小川希

舞台俳優の傍ら、隙間を見つけては旅行に繰り出す。旅行先では、グルメ、美容グッズ、現地の人気なものを試す事が何よりの楽しみです。甘い物が大好きでスイーツには目がありません。その一方「ダイエットインストラクター」の資格も持つ。好きなものを食べて痩せる方法を日々模索中です。アートにも興味があり、写真展・絵画展、デジタルアート展などをめぐることも好きです。世界遺産検定二級取得

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