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本当に自殺の名所? 青木ヶ原樹海は穴場のスポットだった!

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「青木ヶ原樹海を歩いてきたよ」と言うと「え? 何しに?」って思いますよね。最近は渡辺謙さんも出演されている映画「追憶の森」でも撮影の舞台として使われ、「自殺の名所」というマイナスのイメージは払拭されていない感じがします。
本当にそんなに怖い場所なのか? 実態に迫りたいと思います。

大自然の営みを感じる太古の森

私が歩いたのは西湖の湖畔にある蝙蝠(こうもり)洞窟の近くの樹海。
蝙蝠洞窟は有料(入洞料 大人300円)です。
駐車場の奥にハイキングコースの入口があり、そこからは自由に歩くことができます。往復30分くらいの軽い樹海ウォーキングを楽しみました。
青木ヶ原樹海は富士山の北西に広がり、その岩盤は富士山が噴火した時に流れ出た溶岩。
長い年月をかけその岩盤の上に苔が生え、樹木が生え、現在の「木の海」とも称される樹海を創り上げました。
この森で一番大事なのは苔。この苔がなければ木々は育ちません。栄養と水分を供給しているんですね。
また岩盤が固いので木の根っこは大蛇のように横に広がっていきます。まるで生きているみたいで驚きました。
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陽の光も十分に差し込み、新緑の今の時期はまさにベストシーズンというくらい、気持ち良い森林浴を味わえる場所。
現地ではネイチャーガイドさんと大自然の営みを感じながらハイキングができるプランもあります。
自殺の名所との噂もある青木ヶ原樹海。
皆さん! 全然違いますよ! 青木ヶ原樹海は知る人ぞ知る穴場のハイキング場所です。

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途中でこんな変わった形の木を見つけました! 天に上る竜のようですよね。おそらく大木に絡まるようにして成長したのでしょう。
とても不思議です。

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こんなにかわいらしいお花も! これはギンリョウソウというそうです。
その形と色から「森の妖精」とも言われるようですよ! ぜひ見つけてみてください。

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樹海の中はこのような感じで、ちゃんとハイキングコースも整備されています。
木々の高さは根っこが支えられる高さということで、だいたい20mくらいに保たれています。太陽の日差しも差し込み明るいですよね。
ミステリアスな感じは全くなく、本当に心地よい森林浴を感じることのできるハイキングコースです。ただし道からは外れないようにしてくださいね!
この道はふかふかで、歩くとまるで柔らかい絨毯を歩いているよう。長い年月をかけて枯れ葉が堆積したんですね。

コウモリ出現!? 溶岩が作り出した洞窟に行ってみよう

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青木ヶ原樹海には140ほどの洞窟があるそうなのですが、そのうち3つは観光客も訪れられるように整備されています。
そのうちの一つがここ「蝙蝠洞窟」です。
その名の通りコウモリが住んでいるようなんですが、残念ながら昼間は見れません。入口でチケットを買うとヘルメットを貸してくれ、入口からは5分ほど樹海ウォーキングを楽しめます。
せっかくなので今回訪れてみました。

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このような感じで階段も整備されていて、とっても歩きやすいです。ただしアップダウンはありますね……。
所々溶岩がむき出しになっていたり、隆起していたりしており、自然の力ってすごいなぁと感じました。
そしてさらに歩いていくと、洞窟の入口に到着します。

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すべて自然が作り出した光景! 素晴らしいです。

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さぁ、洞窟に入ってみましょう。
なるほどヘルメットの意味がわかりました。天井が低いんですね。ここはさすがにちょっと怖い……というのも中が暗いんです……勇気がいります。

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なんとこの洞窟は奥行が350mもあるんだとか。もちろん全部は行くことはできませんが、奥は膝を曲げながらでないと進めないくらい天井が低くなっていました。
中はとってもひんやりしています。
地面はすべて溶岩なので、ゴツゴツしていて歩きにくい!
でもこれが9世紀に富士山が噴火した時の溶岩だと思うとすごい! って思います。
ちょっと怖かったのでここで引き返します……。

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いかがでしたか? 
今が新緑で木々の色は最高に綺麗です。夏は涼しく都会の喧騒から逃れてエネルギーチャージをするには絶好の場所ですよ。
まだまだ樹海まで足をのばす人は少ないので穴場です。富士山観光のついでにぜひ訪れてみてください!

コウモリ洞窟
〒400-0334 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
営業時間:9:00 ~ 17:00(季節により変動あり)
休業日:毎年12月1日 ~ 3月19日(コウモリ保護のため)
公式HPはこちら

この記事を書いた人

小春日和

小春日和

これまで約200回、50か国以上を旅してきた大の旅好き。社会人になってからスペイン語も勉強し日本を紹介することにも興味も持つ。 東京と京都で活動。時間のある時は特技のピアノで気晴らし。かわいらしい小物やお菓子が大好きです。