絶景の宝庫、北欧で夏のフィヨルド観光
ノルウェー

北欧の夏の見どころのひとつ、フィヨルド観光はいかがでしょうか?
フィヨルド観光で有名なのはノルウェーで、いくつかのフィヨルドがありますが、その中でも世界一長く、深いフィヨルドといわれている『ソグネフィヨルド』について紹介します。

ソグネフィヨルドは長さ204km、水深は一番深いところが1,308mです。
ノルウェーの首都オスロとノルウェー第二の規模をもつ都市ベルゲンの間にあり、二つの都市を結ぶベルゲン急行の路線上の街を拠点に観光することができます。

ミュルダール→フロム(フロム鉄道)

まずは、ベルゲン急行の路線上の駅ミュルダールからフロム鉄道でフロムへ向います。

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フロム鉄道は海抜897mのミュルダールから海抜2mのフロムまでの急勾配の路線20kmを約1時間かけて進む山岳鉄道です。車窓からは大自然の美しさはもちろん、可愛らしい建物がある村等の風景を見ることもできます。

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途中のヒョース滝で一旦停車するので、下車して写真をとることができます。

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ヒョース滝は落差93mの大きな滝で、物凄い迫力に圧倒されます。観光客は滝つぼの傍に行くことはできないのですが、下車時間の間になぜかそこで音楽に合わせて舞い踊るショーが行われます。(踊っている人は危険ではないのかとても不思議です。)

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フロム

フロムは、ソグネフィヨルドの最奥部、枝分かれした細い先端部分のひとつアウランフィヨルドに面した小さな村です。

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自然に囲まれ、山の裾野に数軒の家が散らばっている光景は、時間がゆっくり流れているように感じさせてくれます。

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フロム→グドヴァンゲン(フェリー)

続いて、フロムからグドヴァンゲンまでフェリーで進みます。

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ここがこの観光のメイン、約2時間のフィヨルドクルーズです。甲板にでると強い風を受け、とても寒い(夏とは思えない)ですが、フィヨルドの神秘的な景色を眺めるにはお勧めです。しっかり防寒して、甲板で自然美を堪能してください。

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船からは大自然の中にある小さな集落も臨め、それがまた絵になる風景です。

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グドヴァンゲン

グドヴァンゲンは自然に囲まれた小さな街で、発着場もこぢんまりしています。

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グドヴァンゲン→ヴォス

最後はグドヴァンゲンからバスでヴォスへ向います。

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所要時間は約1時間20分ですが、途中、スタルハイム・ホテルで休憩があります。ホテルはスタルハイムの渓谷の山の上にある為、ここからは雄大な景色を眺めることができます。

ヴォス

出発のミュルダールと同じ、ベルゲン急行の路線上の駅がある街です。
この街は1023年に開かれた歴史をもっていて、見どころもありますので、散策されることをお勧めします。

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駅を出ると正面にヴァングス湖があります。

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駅前の道を東に少し進むと、ヴォス教会があります。1277年に建てられた石造りのゴシック教会です。歴史あるだけあり、内部はどこか懐かしいような感じもする、童話に出てきそうな雰囲気です。

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駅前の道を西に約15分程度歩いたところには1250年に建てられたフィネスロフテットという集会所があります。一見、特に凄さを感じないかもしれませんが、宗教建築以外の木造建築物ではノルウェー最古といわれています。

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おすすめ

ソグネフィヨルド観光はこの逆ルートでも周れますが、ヴォス観光をするのであればそこが最後の方が良いと思います。周遊チケットの利用が便利なので、駅か観光案内所で購入すると良いです。また、拠点にする街は今回紹介した発着地でも良いですが、一般的にはオスロ又はベルゲンから出発することが多く、お勧めはベルゲンです。オスロからは日帰りできませんが、ベルゲンからであれば日帰りできますので、大きな荷物を持って移動する必要がありません。
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100万年の昔から時を重ねて作られてきた自然の美しさと力強さを全身で感じることができるフィヨルド観光は、最高の思い出になること間違いありません!

この記事を書いた人

Atsumi

Atsumi

旅好きな管理栄養士です。広島で、food arranging room Sheilaを主宰しており、美味しいお菓子を楽しく作る教室「おいしい!たのしい!お菓子の時間」を開催しています。その他、外部からの食に関するお仕事も承っています。旅先で出会った食べ物も新しいメニューを考える際のヒントになっています。

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