北陸新幹線グランクラスに乗ってみました。乗り心地はいかに?
日本

2015年3月14日に開業した北陸新幹線。もう乗車された方も多いのではないでしょうか。

東京-金沢間が最速で2時間28分という驚きの早さでつながるようになりました。

W7系の「かがやき」(東京発金沢行)のうち、ファーストクラス「グランクラス」に乗車することができたので、その感想をレポートしたいと思います。

綺麗な内装

ドキドキしながら、新幹線を待つと、スマートな出で立ちの新幹線がやって参りました。

乗車すると、綺麗な入口がお出迎えしてくれました。

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photo by グランクラス meets新幹線

あいにく写真がありませんが、石川県で有名な加賀友禅をモチーフとしたような絵柄が入口に描かれていました。とても上品で、背筋がすっと伸びるような気持ちになりました。

さすがファーストクラスは、入口からワクワクさせてくれます。車内に入ると、ホワイトの立派な座席がお出迎えしてくれました。

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photo byグランクラス meets新幹線

とにかくスペースが広かったです。新幹線に乗っているということを忘れさせてくれるくらい

贅沢な空間の取り方をしていました。グランクラスは、一つの新幹線に一両のみの構成で、3席6列分の計18席です。

ですので、広い空間を少数のお客様に楽しんでもらえるようになっているようです。

ぐっと背中を倒しても、後ろの空間を心配することはありません。ソファのようなフカフカのシートで、その名の通り、飛行機のファーストクラスの乗り心地でした。

走行時の音に関しては、やはり最新式なこともあり、静かでした。他の新幹線よりかは、大人しくすっと走っている感覚でした。

車内のおもてなし

乗車して寛いでいると、そっとこちらに話しかけてくる人が…アテンダントです。「本日、目的地までアテンドさせていただきます〇〇です。ご用命がありましたら、何なりとお申し付け下さいませ。」といったような挨拶をされました。

丁寧に挨拶に来てくれるのが、なんとも新鮮でした。VIPサービスを受けているような感覚に浸れます。

お昼どきだったので、軽食のサービスがありました。和軽食と洋軽食から選べました。

東京発、金沢行きの列車では、「グランクラス和軽食~北陸新幹線東京編~」というネーミングのお弁当がお品書きと共にサービスされました。

グランクラス弁当

長野県産の鶏肉照焼、ぶなしめじの黒胡椒炒め、汁なしのっぺなど、季節に合わせたメニューで美味しく頂きました。

食べ終わると、「お飲物はいかがでしょうか?」とお声がかかりました。グランクラスの魅力の一つだと思いますが、お飲物は、フリーで飲み放題です。

飲み物は、グランクラスのロゴが入ったオリジナルグラスで提供されます。

ビール、日本酒、ワイン(赤・白)、スパークリング梅酒、コーヒー、ハーブティ、緑茶、ミネラルウォーター、黒ウーロン茶、アップルジュース、コーラがメニューにありました。

約10種類以上のドリンクを好きな時間に好きなだけ飲める贅沢。

隣りの乗客は、ずっとオーダーを繰り返して、飲み物を飲んでいました。

そういう楽しみ方もありますね。

車窓の景色とキャリアの繋がりにくさ

車窓の景色は、というと、所々防音壁で見えないところはあるものの、眺めは良かったです。

関東平野を過ぎて、高崎を過ぎると徐々にトンネルが増えるので、携帯などが繋がりにくくなるというデメリットは知っておいた方がいいかもしれません。

今度の環境改善に期待したいところです。

 料金

東京-金沢の間は、グランクラス席で26,970円。普通の指定席の場合には、13,920円です。

指定席のちょうど倍くらいの値段にはなりますが、至れり尽くせりおもてなしを味わえるグランクラスは、決して高い買い物ではないと思いました。

また機会があれば、乗ってみたいと思います。

公式HP

 

この記事を書いた人

saori

saoriライター

83年生まれ。福岡生まれの神奈川育ち、現在は、埼玉県在住。中央大学法学部卒業後、都市銀行で、7年間勤務。現在は、仕事と家事を楽しみながら、主婦兼ライターをしています。寺社仏閣や庭園、カフェ巡りが大好きです。

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